組合創立30周年記念式典開催(平成13年10月17日)
去る平成13年10月17日、椿山荘において、経済産業省、東京都、他から多数の来賓を迎え、東部金属熱処理工業組合創立30周年記念式典が行われました。
 
【式典】
 
 
【講演会】
 
 
 
 
 
【祝賀会風景】
 
 
開催日時
  平成13年10月17日
 
開催場所
 
椿山荘
 
記念式典式次第
 

理事長挨拶(阿部弘之助)
表彰
・関東経済産業局長表彰(当組合及び組合役員)
・東京都知事感謝状(組合役員功労者)
・東京都中小企業団体中央会会長感謝状(組合役員功労者)
・理事長表彰(組合役員功労者、優良専従職員、優良従業員 )
■来賓祝辞
・経済産業省関東経済産業局産業振興部工業課長泉満博 氏
・東京都産業労働局商工部長
大原正行 氏
・東京都中小企業団体中央会事務局長
堀内忠 氏

 
講演会
 
■講師 政策研究大学院大学教授
橋本久義 氏
■演題 「IT時代を生き抜く中小企業の底力」
  要約
  ・現場で実感した中小企業の魅力
規模の小さな工場でもなるほどと思える工夫が至る所にある。その工夫を見て、社長の話を聞くと、日本の中小企業の底力が見えてくる。

・日本の技術への期待
海外で生産しようとしてみたけれども、結局うまくいかずに、もどってきているものもたくさんある。やはり日本の技術に対する期待は大きく、日本でなければ作れないものはたくさんあるということだ。

・発展途上国の現状
大田・川崎で熱処理を頼むとしたら数十社の中から1社を選ぶことができるだろう。しかし発展途上国では1社か2社の中から選ばなければならない。その上、「やれます。大丈夫です。」と言った業者がやれるとは限らない怖さがある。

・日本の優位性
日本というのは、まったく技術がなくても、よいものが作れてしまう不思議な国だ。高い技術を持った信頼できる人たちが、まわりにたくさんいて、きちんと技術的にサポートしてくれるから、知識がなく外注してもきちんとしたものができあがってしまう。これが日本という国だ。日本人は、働く喜び、仲間と協力する楽しさ、工夫をする楽しさを心から味わおうとする。こんな国は世界中どこにもない。

・夢と誇りを持って
日本が世界の国々に比べて強いのは、誰から褒められることもなく、報われることも極めて少ない現場で、どうすれば良いものが安く早く作れるのか、どうやったらお客様が喜んでくれるのか、一所懸命考えて、まごころ込めて夢とロマンと誇りをもって取り組んでいる中小企業が山ほどあるからだと思う。これからも夢とロマンを失わずに、頑張っていただきたい。
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