技術委員会
技術委員会は当工業組合設立時から組合業務の基幹となる委員会として設置されました。設置の趣旨は熱処理業界の基盤強化のため技術面からの向上をねらいとしたものです。
一般に、JIS規格は製品についての規格ですが、加工方法についてのJIS規格化が実現したのは、当時の関係者によるものです。
- 委員会の構成
- 人員19名(各組合企業から選り抜きの技術者が集まっています。)
担当副理事長1名、担当理事1名、委員長1名、副委員長3名、委員
- 人員19名(各組合企業から選り抜きの技術者が集まっています。)
- 委員会の開催
- 委員会は年5回開催しています。
- 関連団体との交流
- 上部組織である日本金属熱処理工業会技術委員会に6名の委員を派遣しています。
- 活動内容
- 組合企業の技術向上のため、組合員を対象として、定例的に次の講習会、見学会等を開催しています。
- 初級教育として、人材養成講座、初級熱処理塾、中級熱処理塾
熱処理技術に興味を持つよう、鋼の誕生と熱処理技術の概要を教育します。 - 金属熱処理技能検定受験対策講習会
国家資格の技能検定受験対策に適したテキストを発行し、講習会を開催して受講組合員に配布しています。 - 中級教育として実践型熱処理塾
不具合事例を参考に講習会を行っております。(隔年) - 上級教育として金属熱処理スーパーマイスター
東京工業大学社会人教育の一環として2年間で26回のプログラムを実施、東京工業大学 学長名の修了書が発行されます。(有料) - 工場見学会
団体の利点を生かして関連企業に工場見学を依頼し、見聞を広めています。 - セミナー
時代の先端技術の紹介や会員ニーズに合わせてメインテーマを設けて開催しています。
- これからの活動の展望
- 経済のグローバル化、IT化、ものづくりの空洞化、ISO9001、ISO14001、温暖化防止など社会システムの変化が著しい一方で、産業界全体の景気動向は不透明さを増し、急速に増加・減少を繰り返しています。その中で熱処理技能の伝承を図っていくための人財確保と育成は、会員企業の発展、ひいては熱処理業界の基盤強化に繋がって参ります。技術委員会は今後とも、顧客満足度の向上と、会員企業の信頼がますます高まることを期待して活動を続けてまいります。ご期待とご愛顧をどうぞよろしくお願い申し上げます。